2022 シンポジウムのご案内

2022年12月16日に開催された「Child Death Reviewシンポジウム : CDRとは~予防可能なこどもの死を防ぐために~」のアーカイブ配信です。本シンポジウムは、予防のためのこどもの死亡検証の取り組みであるChild Death Review(CDR)について知っていただくことを目的に開催しました。CDRについての説明に加え、こどもの事故に対する具体的な予防策などについても紹介しています。

アーカイブ動画

開催日時 2022/12/16(⾦)13:00〜15:00
実施方法 オンライン開催
対象者 広く一般の皆様・報道機関の皆様
議事次第・
登壇者

開会あいさつ(厚生労働省子ども家庭局母子保健課)

  • 沼口 敦 氏 (名古屋大学 医学部附属病院 救急・内科系集中治療部 部長/
    日本小児科学会 予防のための子どもの死亡検証委員会 委員長)

    講演

    「こどもの『死』に向き合う:Child Death Reviewを知っていますか」

    日本におけるCDR研究の第一人者である沼口氏より、「CDRとはどのような制度で、誰にとって必要なのか」、また、CDRの背景に存在する問題意識についてお話しいただきました。

  • 竹原 健二 氏 (国立成育医療研究センター 研究所 政策科学研究部 部長)

    講演

    「日本におけるChild Death Reviewのいままでとこれから」

    令和元年度より自治体と共にCDRの前進に尽力されている竹原氏より、日本でCDRモデル事業が始まった背景やこれまでの成果、地域の人々の想いについてお話しいただきました。

  • 植松 悟子 氏 (国立成育医療研究センター 救急診療科 診療部長)

    講演

    「こどもの事故予防とChild Death Review」

    日々小児救急医療に従事され、内閣府消費者安全調査委員会専門委員を務められている植松氏より、こどもの事故の現状や、こどもの事故予防の取組をCDRへ連携することの必要性についてお話しいただきました。

  • 大船 朋美 氏 (山梨県子育て支援局子育て政策課課長補佐)

    事例紹介

    「こどもの命を守るための予防策紹介」

    現在に至るまで、いくつもの障壁を乗り越えながら地域でCDRを実践されている山梨県の大船氏より、山梨県がCDRに取り組み始めたきっかけや、CDR実現までの道のり、実際にCDRを通じて導かれた予防策をご紹介いただきました。

  • 吉川 優子 氏 (一般社団法人吉川慎之介記念基金 代表理事)

    パネルディスカッション

    「こどもの死から学ぼうとするCDRとは~予防可能な死を防ぐために~」

    前段セッションの登壇者に加え、当事者家族として水難事故防止と保育・学校管理下でのこどもの事故予防啓発活動に尽力されている吉川氏を迎えて、パネルディスカッションを行いました。
    本パネルディスカッションでは、日々の暮らしの中に存在するCDRやCDR実施の過程で社会にもたらされるポジティブな変化について講演者が意見を交換しました。CDRとご自身とのつながりを捉え、考えていただくきっかけとしていただけますと幸いです。

    講演者

    吉川優子氏、竹原健二氏、植松悟子氏、司会:沼口敦氏